(タイトル)イ病関連の最新情報は欠かさずチェック!
(氏名) 森本 米紀 (所属) あおぞら財団付属西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ) 皆さん、こんにちは。お元気ですか。 私は引き続き、エコミューズで資料整理スタッフをしています。3年目になりました。エコミューズブログや資料館だより、ぜひチェックして下さい。 スタディツアー2009の経験をひとことで言うと、「変化」です。自分のなかに、大きな変化を感じています。公害病や公害裁判についてのニュースや最新情報を、自分から積極的に知ろうとするようになりました。イ病に関わる新しい動きがないか、富山のニュースや新聞も、欠かさずチェックしています。 スタディツアーで出会った、髙木勲寛さん(イタイイタイ病対策協議会)や青島恵子医師(萩野病院)、数家直樹さん(北日本放送)がおっしゃったさまざまなことばが、1年以上経った今でもずっと胸に残っています。思い出すたび、ぎゅうと締め付けられます。そのたびに、イ病のことは絶対に忘れてはならない、そのために、どんなに小さなことでも、自分の手元足元から出来ることをやっていこう、と思います。 A班の皆さんと、イ病を伝えるための施設のアイデアを、夜遅くまで話し合ったことが思い出されます。いよいよ県立のイ病資料館が実現に向かっています。写真は富山県の公式サイトにアップされている「イタイイタイ病資料館(仮称)整備基本構想〔概要版〕」です。 これからの動きに注目しましょう! こちらのページで概要版・全体版が見られます。 ・富山県庁厚生部健康課「イタイイタイ病資料館(仮称)整備基本構想」 いつか資料館を訪ねて、富山の地を再訪することが私の夢です。 #
by study_tour
| 2010-10-04 13:27
| 参加者の今
公害地域の今を伝えるスタディツアー2009
-富山・イタイイタイ病の地を訪ねて- リレーエッセイ企画〈参加者の今〉 スタディツアー2009から1年が経ちました。スタディツアーサイトのブログ上で、皆さんの近況、考えていること、実践していることなどを情報交換し合える機会として、リレーエッセイ企画〈参加者の今〉をスタートします。 参加者の皆さんに、順に執筆をお願いしていきます。よろしくお願いします! (担当:エコミューズ資料整理スタッフ 森本) #
by study_tour
| 2010-10-04 13:21
| 参加者の今
エコミューズスタッフの森本です。
8月4日~8日に実施した、「公害地域の今を伝えるスタディツアー2010~新潟・水俣病の地を訪ねて~」が新聞で紹介されました。 ・朝日新聞(2010/08/10) 新潟水俣病「スタディーツアー」43人参加 http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001008100001 その他、新潟日報(2010/08/06)にも掲載されました。 (エコミューズ資料整理スタッフ・森本) #
by study_tour
| 2010-08-23 14:35
| 新潟:水俣病
エコミューズスタッフの森本です。
8月4日~8日、「公害地域の今を伝えるスタディツアー2010~新潟・水俣病の地を訪ねて~」を実施しました。 学生や社会人、スタッフ、合計43名の参加となりました。 阿賀野川のそばで、新潟水俣病を学び、語らい、考えた4日間のようすを、ダイジェストでご紹介します。 〔1日目〕 「新潟県立環境と人間のふれあい館~新潟水俣病資料館」に集合、塚田眞弘館長からレクチャーを受けながら館内を見学しました。新潟水俣病の概要や、阿賀野川の地理的・歴史的特徴、また同館が設立された経緯などを知ることが出来ました。 〔2日目~3日目〕 4班に分かれて、ヒアリングやフィールド見学に取り組みました。 ヒアリングでは、患者さん、弁護団や支援者の皆さん、行政の担当者、水俣病報道に携わった元新聞記者、水俣病学習を実践されている小学校の先生など、さまざまな立場から新潟水俣病に関わっておられる方々に、いろいろなお話をうかがうことが出来ました。 ヒアリングにご協力いただいたのは、下記の方々です。 ・A班:福島市男さん(元・新潟日報記者)、坂東克彦弁護士(1次弁護団長)、橋本さん・斉藤さん(水俣病被災者の会) ・B班:高野秀男さん(新潟水俣病共闘会議)、小武節子さん(2次原告)、旗野秀人さん(冥土のみやげ企画) ・C班:山田サチ子さん(4次原告)、中村周而弁護士(4次弁護団長)、小山衛さん・小池美夏さん(新潟県福祉保健部生活衛生課営業・公害保健係) ・D班:近四喜男さん(新潟水俣病被害者の会)、阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業事務局の皆さん、波多野孝さん(小学校教員) ヒアリングのようすです。 小武節子さん 近四喜男さん 坂東克彦弁護士 旗野秀人さんと安田患者会の皆さん フィールド見学では、阿賀野川の上流・中流・河口地域に分かれて見学しました。現場を歩いたり、地元の皆さんと語らってこそ分かる、新潟水俣病や阿賀野川の長い歴史を実感することが出来ました。 各班の見学先と、ご協力いただいた方々は下記のとおりです。 ・A班:河口(松浜・津島屋)-坂東克彦弁護士(1次弁護団長) ・B班:中流(安田・千唐仁)-旗野秀人さん(冥土のみやげ企画)、地元の患者や住民の皆さん ・C班:中流(安田・小松)-酢山省三さん(阿賀野患者会事務局長)、阿賀野患者会の皆さん ・D班:上流(鹿瀬)-阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業事務局の皆さん、高野秀男さん(新潟水俣病共闘会議) また、参加者全員で、紙芝居『阿賀野川物語』を鑑賞しました。これは、阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業の一環で、阿賀町の女性紙芝居ユニット「こっこ」による制作・上演です(「こっこ」とは阿賀町の方言で「漬物」のことだそうです)。 その後、水俣病医療に長年携わってこられた関川智子医師のお話をうかがいました。医師の立場から見た、新潟水俣病という公害病の特徴や患者救済のための課題を知ることが出来ました。 ヒアリングやフィールド見学を終え、各班は翌日の発表交流会に向け、まとめ作業に取りかかりました。意見や疑問を互いにぶつけ合いながら、作業は夜更けまで続きました。 〔4日目〕 最終日は、いよいよ発表交流会です。4日間を通じて得た体験や実感を、班ごとに発表しました。どの班も、「自分たちには何が出来るのか」と、積極的に考えていた姿勢が印象的でした。 発表会には、ヒアリングやフィールド見学に協力して下さった方々も足を運んで下さり、私たちの発表に対して、貴重なコメントをいただくことが出来ました。 来て下さった方々:福島市男さん(元・新潟日報記者)、坂東克彦弁護士(1次弁護団長)、高野秀男さん(新潟水俣病共闘会議)、旗野秀人さん(冥土のみやげ企画)、酢山省三さん(阿賀野患者会事務局長)、近四喜男さん(新潟水俣病被害者の会)、波多野孝さん(小学校教員)、阿賀野川流域地域フィールドミュージアム事業事務局の皆さん、塚田眞弘さん(新潟県立環境と人のふれあい館館長) ツアーの実現にご協力いただいた関係者の皆さま、本当にありがとうございました。 詳しい行程や内容は、スタディツアーウェブサイトに掲載予定です。 こちら↓ http://www.studytour.jpn.org/ ぜひご覧ください。 (エコミューズ資料整理スタッフ・森本) #
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| 2010-08-23 14:22
| 新潟:水俣病
2010年7月18日(日)13:00-16:00
あおぞら財団 参加者 26名 7月11日に都留文科大学でもおこなった公害地域の今を伝える スタディツアーの事前勉強会を、今度は大阪で、 前回と同じく立教大学教授の関礼子氏を講師にお迎えして 開催しました。 8月に行なわれる新潟水俣病スタディツアーの事前学習として開催したこの勉強会ですが、 ツアーには参加されない方もたくさん参加してくださいました。 関先生に、前回と同様に新潟水俣病について年表を見ながら説明していただき、 熊本の水俣病が発見されてから10年ほど経ってから新潟水俣病は発生したこと、 第1次訴訟から第4次訴訟までの経過や県の対応など、主に裁判とその流れについてお話していただきました。 その後、新潟の人達の暮らしと阿賀野川の関係をスライドを使って説明していただきました。 その後参加者に質問を紙に書き出してもらいました。 質問を分類分け たくさん質問が出されました ・川や海へ流れていったメチル水銀はどこへ行ったのか ・現在活発な活動を行なっているNPOなどはあるのか ・新潟水俣病地域福祉推進条例の具体的な内容はどのようなものか ・昭和電工や県に対する意識(上・中・下流域)はどうだったのか また県の担当者で患者や地域の為に動いていた人はいたのか ・地域の子どもたちに新潟水俣病についてどのような方法でどのような内容を教えているのか ・阿賀野川流域の人々と現在の旧昭和電工との関係はどのようなものか ・新潟水俣病を報じるメディアに対して違和感を感じる点はあるか ・水俣病患者の方々はどんな差別をうけていたのか、今も続いているのか ・新潟水俣病の患者さん以外の人々の、水俣病への関わり方や水俣病のとらえ方の変化に ついて知りたい ・「村」は水俣の経過の中で良い役割、悪い役割を果たしてきたか 「もやい直し」において「村」の役割は何か ・現在の阿賀野川と人々との関わりにはどんなものがあるか 阿賀野川は今も愛されているのか ・胎児性水俣病としsて生まれた子ども達の成長はどうであったか またこのことによる中絶の問題はどのように共有され顕在化しているのか などなど 時間の許す範囲でですが、丁寧に答えていただきました 参加者の感想から 「どうしても熊本の水俣病が頭にあるため比較して見てしまうところがあるが、 新潟は新潟の歴史があり、闘ってこられた患者さんがいる、ということが改めて認識できた。」 「新潟水俣病の経緯と、その背景にある生活文化、自然環境の存在についてく分かった。 実際に現地に行って色々な方のお話を聞いて、自分の目でその実像を確かめたいと思った。」 その後は、昨年のスタディツアーの様子と、体験から学ぶことの大切さとフィールドワークの心得について西村仁志先生にお話していただきました。 さて、梅雨も明け夏本番。暑さに気をつけながら今日学んだことも活かしつつ、スタディツアーに臨みたいですね。(眞鍋) #
by study_tour
| 2010-07-20 17:13
| 新潟:水俣病
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