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タイトル:近況報告
氏名:金原功 所属:静岡県職員 みなさま、おひさしぶりです。 静岡県職員の金原功です。 スタディツアーの頃は税金を徴収する仕事をしていましたが、 現在は不正軽油防止の業務に従事しています。 少し前になりますが、あるフィールドツアーで公害企業の排水溝を見たときの話です。 今も稼動する工場の排水がもの静かに流れ、その辺りは静寂に包まれていました。 普通の見学なら珍しいところまで来たなという印象で終わっていたのでしょう。 しかし、案内役の説明-過去には流域に発病のもとになる物質を流していた-を聞いて、 もう一度せせらぎに耳を傾けると、心の中では対照的に大きなざわめきが襲ってきました。 そのざわめきは、汚水の広がりによる自然破壊や健康問題、社会の混乱の広がり、また、それを考える自分の想像力のありようなど、いろいろなものがない交ぜに湧いてきたものでした。 そのざわめきは、話題が違っても、場所や時により、大小さまざまに起きることがあります。 オカルトめいた話は嫌いですが(笑)、 それまでの学びや暮らしと交わりながら、真摯に対象に向き合うとき、 そのざわめきが何かを訴えかけているのではないかと考えています。 そうした稀少な体験ができるように、休みには博物館やフィールドを駆け回っています。 タイトル:震災後のいま、思うこと
氏名:清水万由子 所属:長野大学研究員 こんにちは。 私は2年前と同じ場所で、同じ仕事をしています。 大学では半期の授業で「公害」について2コマ以上、 できるだけ患者さんの言葉や運動の経過をたくさん紹介ながら、話すことにしています。 公害についてほとんど何も知らない学生さんが多いのですが、 (たぶん)いちばん真剣に聴いてくれるテーマです。 リレーエッセイでの「同窓会」、皆さん一歩も二歩も前へ進んでいるんだなぁと、励まされる思いです。 2年前の一期一会(ではないかも?)の出会いが、扇の要のように広がっていくのが楽しみです。 ******** 3月11日に起こった大地震と津波。そこから生じた、たくさんの出来事。 その日、調査のために訪れていた石垣島でテレビニュースを見ながら、 「なぜ私ではないのか」と、答えようのない問いばかりがぐるぐると渦巻きました。 福島第一原発事故の内容が徐々に明らかになり、 日本は公害を生み出した頃から、実は何も変わっていないのではないかと感じざるを得ません。 もちろん、被害の原因も、原因企業の対応も違っていますが、 「天下の三井です、逃げも隠れもいたしません」という開き直りと、 東京電力の「想定外の津波だった」という開き直りの根底にある、 目線の高さや現実との距離感は、似たようなものではないでしょうか。 しかも原発事故は、リスクという形で「当事者」の範囲を今なお広げています。 何かしたいという思いを持った人がたくさんいると聞きます。 実際に、震災直後から継続的に被災地で様々なボランティア活動をされている方々の力には、感動さえします。 私もほんの少し、休日を利用して宮城県へ行きました。 崩れたアパート、その隣で(見かけは)普通に暮らしている家、田植えの季節なのにがれき置き場になっている田んぼ・・・ またも「なぜ私でなかったのか」「自分は明日から日常を再開するのか」とモヤモヤを感じながら、帰ってきました。 亡くなられた方のご冥福と、 大事なものを失った方が一日も早く日々の暮らしを取り戻せることを、祈ることしかできない。 本当は、そうなんだと思います。 誰もその人の代わりにはなれないのだから。 それでも、やっぱり、その思いを行動や何かの形にして伝えることには、意味があると思いたいです。 同じ時代を生きるものとして、いつかそっとその背中に触れることができるように、思い続けること、小さくても形にすることを忘れずにいたいです。 ******** スタディツアーで学んだことと、震災で考えさせられることは、どこかでつながっているような気がします。 みなさんは今、何を感じているのでしょう。 そういえば。 今年、住んでいる長野県上田市で「棚田オーナー」になりました! ![]() 近くにこんな立派な棚田があったことを、上田に来て2年の間、知りませんでした。 自分の食べるものを、少しくらい自分で世話できるようになりたい・・・と思いつつ、小さなちいさな一歩です。 水の張ってある棚田は美しい!!はりきって、初田植えしてきました。 そして・・・今年の西淀川スタディツアーにも、懲りずに参加することにしました! 回を重ねるごとにハードになっていくスタディーツアー、今年もよろしくお願いします。 *************************************
公害地域の今を伝えるスタディツアー2011 ~大阪 西淀川・大気汚染の地を訪ねて~ 参加者募集 ************************************* スタディツアーのホームページ http://www.studytour.jpn.org/ ちらし2011スタディツアー募集 ■公害は過去のもの・・・って思っていませんか? 都市部では自動車による大気汚染が現在も問題となっています。 工場からの大気汚染も現在はどうなっているか、企業担当者から話を伺います。 ■見学やヒアリングから得た知識をワークショップを通じて参加型で学びます。 ■スタディツアーの前には事前勉強会を用意しています。 ■参加者は現地で学んだことを、次は発信者として、伝えていくことを目指します。 【日程】 ●スタディツアー 2011年8月8日(月)・9日(火)・10日(水)・11日(木)の3泊4日 ●事前勉強会 講師 小田康徳氏(大阪電気通信大学、西淀川・公害と環境資料館館長) 7月9日(土)13:00-16:00 都留文科大学 7月17日(日)13:00-16:00 あおぞら財団 ※いずれかの会場でご参加ください ●宿泊場所 経営開発研修センター 大阪市港区三先1-6-3 【定員】40名 【参加費】10,000円(食費相当分の負担をお願います。夜間の研修もあるので、原則宿泊です) 【対象者】公害・環境問題に関心をもち、持続可能な地域づくりに取り組む意欲のある人 参加記録の執筆をしてもらいます。 それらの情報を元に新しい公害教育の教材および冊子を作成します。 【主催】あおぞら財団(財団法人公害地域再生センター) 【スタディツアーでのおもな訪問・ヒアリング先】(予定) ●訪問先=関西電力、国土交通省、地方自治体、高等学校、デイサービスセンターなど ●ヒアリング先=企業、被害者、医師、弁護士、行政、教育実践者など 【集合】 1.現地集合 2.関東(候補:大月駅 都留文科大学)にて集合後、バスで現地へ移動。 【申込み方法・締め切り】 ・氏名、連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、所属、参加動機を記入の上、 あおぞら財団に連絡をお願いします。 ・締め切り=定員になり次第しめきります(5月20日~) 【協力専門家・スタッフ】(五十音順) 板倉豊・京都精華大学教授 井上有一・京都精華大学教授 大滝あや・Tao舎代表 小田康徳・大阪電気通信大学、西淀川・公害と環境資料館館長 白神加奈子・みずしま財団研究員 高田研・都留文科大学教授、あおぞら財団理事 西村仁志・同志社大学准教授 あおぞら財団事務局(林、藤江、鎗山、相澤) 【参加者の声 2010年新潟】 ●公害問題とされてきたことのなかに、 環境教育、地域づくり、CSRなどの課題がすべて含まれていることに 新たに気づくことができたツアーだった。 ●滞在中にお聞きした話は、言うまでもなく、非常に貴重なものだった。 その時代を生きた人にしか語れない、その人でしか知りえない話もあった。 私は、語ってくださる方の、私たちにむけられた「信頼」の気持ちを感じ、 その気持ちにこたえたいと思った。(中略) 私たちは、「語り継いでいく」というバトンを受け取ったのだと思った。 ●自分が地元のことをあらためて学べたように、 友人などまわりの人たちに地元について見つめなおすことの大切さを伝えていこうと思う。 小さなことだが、足元から行動する大切さをスタディツアーで学んだので、 一生懸命取り組んでいきたい。 過去の参加者の声 【連絡・問い合わせ先】 〒555-0013大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F あおぞら財団(財団法人公害地域再生センター) TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885 http://www.aozora.or.jp/ webmaster@aozora.or.jp ※本事業は(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成事業の一環です。 ※いただいた個人情報は本事業の目的以外には使用しません。 =======以下、申込事項======= 公害地域のいまを伝えるスタディツアー2011 ~大阪西淀川・大気汚染の地を訪ねて~ 氏名 住所 〒 電話番号 緊急時/帰省先等 メールアドレス 所属 参加動機、問題意識など その他、要望、ご質問など ====================== タイトル:あおぞら財団にいます
氏名:相澤 翔平 所属:あおぞら財団(cf.出身校・都留文科大学環境コミュニティ創造専攻ブログ) 記録スタッフとして参加したイタイイタイ病のスタディツアー。 私にとってその経験は濃密なもので、(悪い表現ですが)しこりのように自分の中に残るものであった。 その感覚に慣れる間もなく、翌年に新潟水俣病のスタディツアーにまた記録スタッフとして参加した。 イタイイタイ病の時に私の受けもったグループは患者の方と直接お話しするということはなかったので、この新潟水俣病のスタディツアーで初めて、患者の方と対峙することを経験した。 その経験もまた、自分の中で何かがはじけたものであり、イタイイタイ病のスタディツアーの経験と合わせて化学反応が起こった感覚を今もまだ覚えている。 それから約8カ月経ち、私は今あおぞら財団で働いている。 なんというか…強い縁を感じる。 仕事を始めてちょうど1週間(書いているのは4月8日ですので)今回はこの場を借りて、あおぞら財団での初日のことを振り返ってみようかと。 4月1日(金) 9時30分: あおぞら財団で初仕事は、タンデム自転車に乗ったこと。 こんな清々しい「仕事」があるのか!と感じた。 10時15分: 財団の理事であり、恩師でもある高田先生が、東日本大震災の被災地へ支援物資を届けた時の報告会。 被災地の現状や、震災に屈することなくそこで頑張っている人たちの力強さを感じた。 11時: あおぞら財団で募集した支援物資の仕分け作業を財団のボランティアの人たちと、物資を持ち込んでくれた人たちの、被災地で困っている人たちへの思いが伝わる。 休憩中、ボランティアの人たちとお話をする。 13時: 西淀川にある病院を運営している協会の新人研修の準備。 その際に財団の林さんから「今日はさすがに定時で上がれるんちゃう?」という言葉を聞く。 13時30分: 村松理事長から財団についてのお話をうかがう。 改めて、財団の職員になったことを実感すると同時に仕事の重さを感じる。 15時: 13時から準備していた新人研修。 自分と同じ新人の皆さんのために開かれたもの。 その場にいた私も一緒に研修を受けている気分だった。 理事であり、患者会の会長である森脇さんの放つ言葉に、背筋が伸びる。 とても有意義な時間であった。 (写真は研修でお話された森脇理事) ![]() 17時: メールアドレスなど設定する。 ちょっと嬉しい。 18時: 先輩職員の作業の手伝いをする。 とても忙しいことが机からもうかがえる。自分も忙しくなるのをこの時本気で覚悟する。 18時30分: 今日あった研修の様子を報告するブログをつくる。 文章を考えたり、写真を選んだり、ブログを構成したり、慣れないので時間がかかる。 20時……あれ? 林さんが昼間言ってた言葉を思い出しながら帰る。 帰る時にはまだ皆さんお仕事をされていた。 3月11日に起きた東日本大震災、自分が生まれてから最も被害が甚大な震災であり、深く心を痛めた。 被災された方たちの1日も早い復興を願う。自分にやれることはあるのか考えながら仕事と向き合いたい。 この震災によって、社会は日本だけでなく世界も抱える環境、エネルギー問題の今後を見直す時期にある。 その一端を担う立ち位置に今いるという強い自覚をもち、仕事と向き合いたい。 そしてまちづくりや環境教育を通じて人や社会の中に眠っている意識、エネルギーを呼び起こすことができる、そんな人材になることを目指して、ここ、あおぞら財団で私相澤は頑張ります。
(タイトル)今、目の前に広がる景色や人間は、あなたをウツシテイル。
(氏名)中野渡 純平 (所属)なたね通信編集員 ほんの1ヶ月くらい前の話です。 福岡から車を走らせていた私は、埼玉へ向かっていました。 広島を通ったところで、イタイイタイ病ツアーで出逢った神谷彩さんからいきなり電話があり、その5時間後には愛知で会うことになりました。 そして、語り合うこと3時間。 山梨に神谷さんを送り、埼玉に到着します。 そして私は、1週間後にまた山梨に向かうことになるのですが、ここで本当にたまたまなのですが、前リレー者の白戸渓子さんと一年半ぶりに再会します。 そして、高田先生は今日は山梨じゃなくて東京にいるよ。 残念だねと言っていた2日後に、大阪で高田先生とたまたま再会します。 富山で出逢ったこの3人。 愛知で、山梨で、大阪で。 さらに言うと、山梨にいる時にお話を聞いて良い人だなぁって思った加藤さん。 また2日後に大阪で出逢うんです。 繋がりが繋がりを生み出すことは、 きっと偶然じゃないんですね。 あのツアーがあった数日間はすごく濃厚で、すべてが今の自分に繋がっています。 あの夜に語ってくれた白戸さんの「森の幼稚園」は、ずっと私の頭から離れることはありませんでした。 1年半ぶりに会って久しぶりと思わなかったこと。 数日間しかすごしてないのに距離が近く感じたことは、あのツアーがかなり濃い内容だったことを教えてくれています。 その白戸さんの、「森の幼稚園」のレジュメを読ませていただいて、あれからまた活動が進んでいることを知り、良い刺激を受けました。 では私は、 一年半でちょっとは変わったのでしょうか。 変わったと思います。 何が変わったかと言うと、出逢う人が変わりました。 NPOで活躍されている方だったり、国で働いている方だったり、有名な音楽業界の会社を立ち上げた方だったり、世界を旅しながら生きている人だったり、自分自身驚くほど世界が広がりました。 今、あなたの周りにいる人はあなたをウツシテイル。 そう言われた一年半前。 幸せなことに、様々な価値観と出逢い、向き合い、今を生きています。 出逢えた方ひとりひとりのおかげで、少しずつですが成長していると思います。 そんな私は今、三重県で立ち上げた環境情報誌の「なたね通信」の記者として活動を継続しているのと同時に、日本一周をしながら新しいことにチャレンジをしています。 なかなか上手くいかなくて、途中で立ち止まったり、たまに嫌になったりもします。 けれど私は、可能性のあるこの世の中が好きです。 そんなに上手くいってなかったり、挫折したり、壁にぶち当たったりしていますが、決して失敗だけじゃありません。 諦めても辛いなら、諦めずに前を向いて挑戦したいです。 頑張るぞ、おー! そんな感じで、今日も頑張ります。 長文でしたが、読んでいただきありがとうございました。 中野渡 純平
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